小児救急認定看護師

小児科医の不足(平成15年度小児科医は医師全体の7.7%)、家庭における育児能力の低下、地域における小児救急医療体制の基盤の弱さなどさまざまな要因から救急医療に関する専門看護婦の必要性が出てきています。

小児科は少子化により医療の必要量は低下傾向であるものの、核家族化の進行や共稼ぎ家庭の増加等にも起因して、休日や夜間の救急受診が増加し、さらに専門医志向も伴い小児救急医療を実施する特定の病院への患者の集中など患者の受診行動が変化しています。

小児初期救急における救急患者の大部分は一次救急の軽症例ですが、この中から重症例を見逃さず、症状の緊急性を判断し診察の優先順位を見極める高度な知識と判断できる看護師が不可欠となります。

日本看護協会の小児救急看護認定看護師の養成の主な対象は、救急看護や小児看護の経験のある30~40代の第一線で働く看護師で、1年間東京都清瀬市の看護研修学校で学びます。費用は実習費を含めて75万円程度で、内容は小児救急現場での看護技術、電話相談や家族への対応方法のほか、虐待を受けている子供への対応、子供が健全に育つ環境づくりへの支援方法などです。

これからこのような教育を受けた小児救急認定看護師が、小児救急医療の中で大きな役割を担うのは間違いなく活躍が期待されています。

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ジャンル : 育児

乳幼児の緊急時の対応

発疹が出た時

蚊に刺された等の原因がはっきりしている以外の発疹の原因は多種多様です。
あせも、虫刺され、アトピー性皮膚炎、ウイルス感染(はしか、風疹等)から重大な病気の一症状の場合もあります。又発熱を伴う場合は感染性のものが多く、皮膚科ではなくまず小児科医を受診して下さい。

熱性ケイレン(ひきつけ)

熱性ケイレンは脳の発育が未熟な幼児で熱が38.5℃から39℃を超えて上昇する時脳波が乱れて、ケイレン発作、意識障害、紫藍症(チアノーゼ)、呼吸停止等の発作を生じるもので通常1~3分くらい長くても5分以内におさまります。
熱性ケイレンで死亡する事はありませんが、意識のない間に嘔吐した物を口の中にためている場合呼吸が再開される時、気道に誤飲して気道閉塞で死亡したり、肺炎を生じたりする事があります。

熱性ケイレンが生じたら

子供を横向きにして衣服をゆるめ寝かせます。
意識がない場合、舌が落ち込み気道を塞がない様にあごを突き出す様にします。
嘔吐がある場合は口の端から流しだす様にして吐物が口の中に貯まらないようにしておきます。
熱をはかり、高熱時は解熱の坐薬があれば使用します。
ひきつけが治まった後は必ず小児科医の診察を受けておきましょう。

注意

5分以上ケイレンが続く時や、ケイレン発作を繰り返す時、ひきつけが治まっても意識の無い時は至急医師の診察を受けるか、救急車の手配をして下さい。
ケイレン発作時に歯で舌を噛まない様に割り箸等を噛ませる事は嘔吐をうながす事が多く最近では行わない方が良いとされてます。

悪心・嘔吐

まず安静に寝かせます。特に乳児や幼児は吐物を気管に誤飲しないよう顔や身体を横向きにしてもどしたものが口の中にたまらない様に気をつけます。

少し落ち着いてから飲み物(お茶やジュース)等を少量(100~150ml)づつ3時間くらいの間隔で与えます。

何回ももどして飲み物を受けつけない時や緑色の吐物(胆汁)や褐色または黄色の吐物(十二指腸液)をもどしたり、お乳を飲む力が弱くなった時は早めに小児科医の診察を受けて下さい。

熱が出た時

37.5℃~37.9℃ 微熱
38℃以上 発熱

熱いと思った場合は必ず体温を測って下さい。
普段の子供の平熱を知っておく事が大切です。
普段の体温が35℃台だから36.8℃は熱があると考えるのは誤りです。

37℃未満は平熱と考えてください。
熱がある時は部屋の温度(23℃~24℃)換気に気をつけましょう。
熱が上昇する時は寒気をともないますので布団や毛布を着せ、熱が出切ってしまうと逆に発汗したり暑くなりますので涼しくしてあげます。

発熱は多くの病気の始まりとも考えられますので、下痢、嘔吐、腹痛等の症状とチェックして必要なら小児科医の診察を受けましょう。

高熱(38.5℃以上)の場合は普段使用している坐薬があれば使用してもかまいません。

水枕、氷のうはそれ自身熱を下げる働きはありませんが気持ちがよければ使用してもかまいません。

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